刀を所持するには

居合の稽古を続けていると、そのうち誰もが実際に真剣(以下、刀)を使って演武してみたいと思うようになってきます。一般にはあまり知られていませんが、刀を所持するのに特別な免許や資格は必要なく、だれでも所持することができるのです。 日本では、銃刀法により銃や刀剣等の武器の所持が禁止されていますが、刀は日本が世界に誇る美術品でもあります。
そこで、「美術品」として認められた刀に「登録証」(写真参照)を発行し、誰でも所持できるようにしたのです。
従って、刀(脇差や短刀を含む)には全て一本ごとに登録証がついており、それがついていれば誰でも刀を購入し、所持することができます。購入後に必要な手続きは、新しい所有者が登録証を発行した都道府県の教育委員会あてに所有者変更届を送付するだけです。
当道場では、四段以上の有段者で師範より許可された者に真剣での稽古を許可しています。それまでは、模擬刀で業を磨き、自分にあった刀の長さや重さをしっかり把握しておきましょう。


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刀研究

刀を入手する方法

1)刀匠に注文する。
長さや反り、刃文などを自分の好みで刀鍛冶に依頼することができます。 また、拵えの鍔や目貫などの刀装具や鞘の塗り方も自分の好みに合わせることができます。 当道場の会員に刀鍛冶がおりますので、お気軽にご相談ください。
光廣日本刀鍛錬所 森 光廣 soushu_mitsuhiro●yahoo.co.jp) ●=@

2)刀剣商などから購入する。
はるか昔の時代を身近に感じることができます。
古いものでは、平安時代のものが現代に伝わっています。出来栄えや保存状態などによって、価格は様々です。 当道場に日本美術刀剣保存協会の会員が複数おりますので、お気軽にご相談ください。

3)知人等から譲ってもらう。
登録証がついていることを確認してください。また、長さや重さが自分に合うことを確認しましょう。
自分の体格に合わない刀を使っていると肘や手首を故障したり、業が乱れたりすることがあります。

銃砲刀剣類登録書
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所有者変更届け出書
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